地球温暖化と居住環境

                                                                      投稿 2016.09.06
掲載 2016.09.09
投稿者 : 南町休愚

   9月4日にG20が中国杭州で開催されたが、その前日に
米中がパリ協定(2015年に合意した20年以降の地球温暖化対策:COP21)を批准したとの一報が
4日朝刊にトップ掲載された。
世界の温暖化ガスの約4割を排出する米中の批准で早期発効へ大きく前進したという。 気候変動枠組条約第21回締結会議(COP21)は、COP3での京都議定書の採択に並ぶ大きな成果として
評価された。京都議定書では、CO2等削減に向けた取り組みが一部の先進国に限られたのに対し、
パリ協定では先の先進国や途上国の多くもこの取り組みに新たに加わると見込まれている。
途上国に対して資金支援の奨励施策などにより、新興国への温暖化対策への取り組みの拡大の期待を
含め、地球規模のCO2等削減量が拡大すると予想されている。
  一方、4日のTV番組NHKスペシャル「シリーズ巨大危機」が放映され、昨今の日本列島を襲う
異常気象が取り上げられた。気象・地質関連の専門家らによる異常気象の原因・要因の分析、
今後の地球温暖化の予想、温暖化に伴う日本列島への影響等についての話だった。 それによれば、毎年地球の大気平均温度は上昇し続けている。2030年では東京など大都市圏で
最高温度は43°に達するという。 また。海水温の上昇とも合わせ、台風の発生は、赤道近辺から乖離し、北極軸へと徐々に上昇、
日本列島に近づいてくると予想している。日本は正に亜熱帯地域化し、台風と隣り合わせ。
台風等による昨今のゲリラ豪雨は、2030年には日常茶飯事となっているのだろうか。 このような地球温暖化に対し居住環境はどのように維持していくのが望ましいであろうか。 高津区近隣商業地区において、パークシティ溝の口ほど敷地内に低木から高木まで多く樹木を
配した緑豊かなマンションは見当たらない。今後もこのような自然環境を意識した大規模マンションの
建設はできないであろう。森林浴とはいかないまでも、春夏秋冬、無意識に樹木の移り変わりを
楽しみ、肌で感じ取っている方も大勢いるのではないかと思う。 芝生広場をはじめパーク内に植栽された樹木は、炭酸同化作用だけでなく、夏場の猛暑の日よけ
となり、熱を吸収し、パーク敷地全体の温度上昇を防ぐ働きがあることは誰がみても明らかだ。
猛暑の中、木陰を通り抜けるとき、樹木のお蔭で直射日光を遮ることができるのである。


では2030年には43°の気温上昇や、台風によるゲリラ豪雨の頻発予想に対し、具体的な施策・対策は?
例えば、気温上昇に対応した植栽環境の管理や建屋等における耐熱性・熱遮断性素材の活用、
駐車場棟屋上駐車対策(防水塗装による更なる温度上昇対策:屋根の設置など)、またゲリラ豪雨
による外構・排水対策、芝生広場や築山等の土砂流出防止・土留め対策などが挙げられる。
震災時の対応と同様に地球温暖化対策はこれからの重要な課題である。 なお、芝生広場については、震災避難場所(例として近隣の大・中マンションで樹木が殆どない
フラット芝生・土サーフェイス広場が写真入りで紹介)として有効活用できるようにする「震災時
利用のための中央芝生広場改築工事等」施策提言や「みんなが集まる素晴らしい広場にリニューアル
したら」の住民意見が散見される。 川崎市では防災マップを各戸に配布しており、パークシティ溝の口住民の避難所は最も近いところで
高津中学校である。D棟前には高津養護学校校庭もある。
また災害時応急給水拠点はテクノかわさき前で、幸いなことにどの場所も道路隔てたすぐ傍にある。
ライフラインが切断後の緊急時の自家発電装置、給水などの備蓄・災害用機材等については
D棟1階電気設備・倉庫内等に配備されていることは周知のごとくである。 今後のパークシティ溝の口の居住環境を考える時、地球温暖化における自然環境の変化等を念頭に
見据えるなど、グローバルな視点を持って芝生広場などを含めた敷地内の環境保全・管理や居住棟・
駐車場棟などの建屋自体の維持管理の施策を進めていく必要があるだろう。

以上

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コメント: 1
  • #1

    Y.J. (日曜日, 11 9月 2016 19:43)

    若輩者の私が申し上げるのもおこがましいですが、素晴らしい意見です!視野が広く、将来を見据えている。こんな議論が、知見のあるパークの住民がされるべき本来の姿だと思います。