Vol.28 暴論 ! パーク健康づくりの奨め

                                                                                                            2016.09.08

   異常な迷走台風が東北地方を太平洋側から上陸し直撃したのは観測史上初めてのことだったとか、8月に北海道に3個もの台風が押し寄せたのも初めてだった様子で、地球温暖化の影響と云々されたりしております。今年の夏も終わりに近づく筈ですが、まだまだ残暑が厳しく影響しそうな状況と思われます。連日の猛暑報道にエアコンを利かせ部屋に引き籠もり勝ちになる季節も致し方が無いかも知れません。しかし、若年層の場合は問題ないかも知れませんが、高齢者の場合は運動不足に繋がり、筋力の衰えなどの悪循環に陥るきっかけとなる可能性が否定出来ないような気がします。 

  

我が家は高層棟の4階に住んでいますが、通常はエレベーターで5階まで昇り、横通路を通って横に移動したあと外階段を使って1階分下りて自宅に入ります。出掛ける時は逆に、階段を1階分上って横通路を移動したあとエレベーターを使って下りて外出することになります。極めて当たり前の日常パターンなのですが、もっと年を取った時を冷静に考えてみると、たった1階分の階段移動が辛くなる時期がやがてやってくるのでないかとの、極めて当り前の思いに至りました。きっかけは、ベビーカーで孫を連れて来る娘を迎える都度、ベビーカーの登り降りに一々赤ちゃんを抱っこし直して上げ下げし、別途ベビーカーを上げ降しするという手間を掛けている時でした。自分の力で階段の上り下りが出来ないのは赤ちゃんだけではなく、高齢者も何れそうなることは自然の摂理であろうとの極めて単純な想いとして繋がった瞬間でもありました。バイヤフリー云々という言葉は極めて当たり前に理解していた積りでしたが、何故か「あれっ?」...と思った瞬間でした。「たかが1階、されど1階...」と云った感情ではありますが、ある意味で恐怖にも繋がる思いに駆られました。

 

 パークに住まう前の若い時分は、両面バルコニーという斬新な構造に憧れ、1階分の登り降りなど物の数では無いと思い込んで入居したことを思い出します。昨今は後期高齢者にさほど遠く無い年齢と感じるようになってきて、もし足腰が弱ってきたら1階分の上り下りが億劫になり、自宅への引き籠りが悪循環となって加速度的な老化進行に繋がるのでは無いかとの恐怖に繋がったのです。もしかして、車椅子のお世話になるようなことになれば1階分の差は致命的で、横通路の階を羨ましいと思うことであろうことは想像に難くない気がします。

 

 それでは、どうしたらいいのだろうか?。改めて考えてみると、矢張り足腰の衰えを出来るだけ遅らせる手段を講じる以外手は無いのではないでしょうか?。4階に住まう我が家の家族の実態を観察すると、横通路階まで外階段で1階分上り下りしエレベーターを使うパターンと、入る時だけエレベーターを使い出る時は外階段だけで4階分を降りるパターンに大別されます。私個人としては、上記のような意識に目覚めてからは専ら外階段だけの上り下りを心掛けるよう努力するようになりました。更にこの意識を発展させ、少しずつ上階への外階段登りを心掛けるようになり、最近では、最低一日一回は外階段で14階の最上階まで登り、自宅の4階まで下りる時はエレベーターを使わず外階段で降りることを徹底しています。お陰で、好きな山登りの辛い登りが少し和らいできたようにも感じられるようになって来た気がします。

 

 後期高齢者の比率が年々高まるはずの我がパークにおいては、壮大な実験結果が待ち受けているとも考えられます。それは、低層棟と高層棟との住民間で健康寿命に差が出るのでは無いかという考察です。単純化した足腰の健康寿命順位は、①低層棟4階の住民・②低層棟3階の住民・⑨低層棟2階の住民及び高層棟の横通路1階上の住民・④高層棟横通路1階下の住民・⑤低層棟1階の住民及び高層棟横通路階の住民...の順位になるのではないでしょうか。根拠は、低層棟の場合はエレベーターが無いため上層階の住民ほど階段の登り降り段数が多いと考えられるためです。高層棟の住民の場合は、横通路階の住民は殆ど階段の利用が無いため低層棟の1階の住民と同等と考えられます。細かいことを言えば、低層棟の1階は一段だけ登り段が有り、棟間で段差に格差があるらしいのですが...。高層棟の横通路階の上・下階間では、横通路上階の住民の方が階段登りを1階分余儀なくされ易く、横通路下階の住民は1階下りの入時と2階下りの出時の横通路利用が用いられ易い環境にあると推定しています。この推定に立てば、我が家は④に当たり下から2番目になります。

 

 以上の推論に立って、少しでも健康寿命を改善する次善の策として、置かれた環境を自覚しその環境を逆利用する発想は如何でしょうか?。

発想の概略は、高層棟で何処の階に住んでいようと最低2階分以上の階段登りを習慣化することです。例えば7階に住んでいる場合は、出る時は1階分を登り8階の横通路を通りエレベーターを利用、帰宅時は5階までエレベーターを利用し横通路を通り2階分を登ることを心掛ける。或いは8階の横通路階に住んでいる場合、出る時はそのまま横通路を通りエレベーターを利用、帰宅時は5階までエレベーターを利用し横通路を通って3階分の階段を登ることを心掛ける等々、様々なバリエーションが考えられます。空極は、何階に住んでいようとも全て外階段だけで最上階まで登り、そのあと自宅階まで外階段で降りる方法が理想ですが、実行に結び着けるのは相当強固な意志が必要でしょう。

何れにしても我がパークの建物構造は、考えようによっては各住民の創意工夫によって、様々に自己の健康維持向上に利用できる構造になっていることに想いを馳せることが出来ます。 ...これ等は、パークの資産価値のひとつであると考えても良く、決して飛躍のし過ぎとも言えないのではないでしょうか?。

 

    更に話を飛躍させて...、高層棟の横通路階以外の住民が階段の上り下りに耐えられなくなった時、横通路階の住民との間で或る期間の住戸交換を定着させる文化を構築するなどとの発想は夢物語り的で飛躍が過ぎるだろうか?。階段の登り降りに耐えられなくなった住民は、健康寿命を縮める結果に陥っているのは確かであると推定されます。もしも、上記のような住戸交換が金銭の遣り取りを無くして実現し、何れ余命を全うされた後に相互の住戸に戻ることを前提とした発想である。飛躍が過ぎて議論にもならない夢物語りであるとの非難の声を十分承知した上で、記してみた。何時の日にか、この様な盲論が平然と成り立つコミュニティーの構築が可能になるなどとは、現在の管理組合の姿からは想像出来ないことであろうか?。「それこそが資産価値向上に繋がるであろう」ことを暴論として受け止めることも辞さず、敢えて記してみた。

 

 

                            D棟404 村本 顕一

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コメント: 1
  • #1

    Y.J. (日曜日, 11 9月 2016 19:36)

    私はまだ50代ですが、子供たち骨折や靱帯損傷で松葉杖使用のとき、エレベーター停止階がとても羨ましく感じました。しかし、他のとき、子供達は、2つ下の階に住むご高齢者のに荷物を自らの意志で運ぶ手伝いをし、繰り返す中そのご家族とのお付き合いが始まりました。核家族化が進み、世代を超えたお付き合いが希薄になる中、パークではそんな心のふれ合いも生まれています。コミュニティー形成はこんな事からも広がり、子供たちの精神の成長にも役立っています。やっぱりパークは素敵です!