Vol.27 管理費負担の不平等について考える

 

  皆さん、私たちが毎月支払っているマンションの管理費は、平等に集められているとお考えですか。今回のコラムでは、管理費負担について考えて見ました。

何を持って平等かは、いろいろな捉え方があると思いますがここでは、区分所有法に出てくる住戸の大きさ、面積比較で平等を定義させていただきます。

つまり、自分の住んでいる住戸の大きさが大きければ負担も大きくなり、住戸の大きさが小さければ負担も小さくなる。

   当然、住戸が同じ大きさならば負担は、同じ。1階にあろうとも15階にあろうとも階数には、影響受けないし棟が別でも変わらない。これが、マンションの管理費負担を議論する上での前提です。 

 

  さて、私たちが住んでいるパークシティ溝の口マンションの管理費負担は、どうでしょう。

皆さんは、平等と思いますか。 私は、不平等と判断しています。

それでは、何故、不平等な管理費なのか説明させていただきます。

 

ケース1・・全体管理費の1500円負担について。

全体管理費は、住戸の大きさ関係なく一律、1500円の負担で払っています。

つまり、住戸の大きさ72.85㎡の住戸も133.89㎡の住戸も同じ1500円負担です。負担割合で算出すれば72.85㎡の住戸は、20.6円/㎡の負担。133.89㎡の住戸は、11.2円/㎡の負担。ゆえに72.85㎡の住戸は、133.89㎡の住戸と比較して約二倍の負担をしている事になります。

皆さんは、平等と思いますか。 私は、不平等だと思います。

 

ケース2・・高層棟と低層棟の負担について。

高層棟と低層棟で同じ住戸76.8㎡の負担は、どうか。

高層棟 (住棟管理費+住棟積立金+棟別積立金)=20,340円/月の負担

低層棟 (住棟管理費+住棟積立金+棟別積立金)=16,940円/月の負担

同じ住戸の大きさで差額:3,400円になる。

   つまり、高層棟の76.8㎡の住戸は、低層の住戸と比較して毎月3,400円多く管理費を負担している事になる。

皆さんは、平等と思いますか。 私は、不平等だと思います。

 

ケース3・・全体積立金の負担について。

全体積立金は、確実な収入源である全区分所有者からの負担がなく不確実な収入とされる駐車場使用料が大きな財源として運営されています。

皆さん、駐車場は、将来も満杯でいると思いますか。私は、パークの高齢化の現状を考えれば将来、駐車場の空きが目立つようになると思います。

 

  さて、パークは、管理費関係について目を向けただけでも不平等な関係や将来、不安が残る管理体制の上で運営させていることが読み取れると思います。

これは、ほんの一例です。

原因は、何か。パークに将来を見据えたビジョンがないのが大きな原因と理解しています。

 

最近、残念な知らせがありました。それは、グランドデザイン委員会の廃止です。私は、グランドデザイン委員会に期待していた一区分所有者として残念な気持ちでいっぱいです。

この委員会で今後、パークの問題を提案し議論され管理組合で深堀されて改善されていく一つの流れが造られていくことに期待していました。

 

老人は、後何年生きていられるか だけを考える人。そして何もしない。

老人は、後何年生きていられるか を考える人。そして将来のビジョンを子供や孫に伝える努力をする

私は、後者の老人を目指したい。

 

以上

 

D棟-鈴木 忍

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コメント: 2
  • #1

    JM (金曜日, 12 8月 2016 13:28)

    なるほどです、 組合に継続役員制が導入されたとはいえ やはり中長期にわたって諸処課題およびビジョンを策定していく必要を強く感じます。
    また 役員の抽選輪番制も一回りする時期でもありますので、知見ノウハウとモチベーションを持った役員(出来ればなるべく若い世代)の選出方法と運営も併せて考える必要があるとおもいます。

  • #2

    NT (水曜日, 17 8月 2016 10:33)

    全体管理費は、全体共用部(集会室・管理センター・植栽など)に関わる費用分担で、居住面積には比例しないものと考えます。また高層棟には低層棟にないエレベーターに関わる費用が加算されるので高くなるものと思考します。従って不公平とは考えません。