Vol.24  「パークは、実は全て新耐震?」

前回の雑学テーマの一つ目は、「パークは、一つ」

「パークは、一つの建物」から居住性向上(裏返せば事業者側の事業利益や販促UP)を目指して棟別に分散されたマンション群であることを説明させてもらいました。

さて、今回は、二つ目の「パークは、負担がばらばら」について説明させてもらう予定でしたが熊本で大きな地震が発生したことを受けてテーマを変えさせて頂き大きな地震災害があるたびに話題になるパーク内の旧耐震の建物と新耐震の建物について説明をさせてもらいます。

 

 

雑学テーマの二つ目で「パークは、実は、全て新耐震」

   さて、「旧耐震の建物、新耐震の建物」とは、

建物の耐震性の基準は、何回かの見直しがあり、その最大のものは、昭和56年6月1日から施行された「新耐震基準」です。

   これが現在に至るまで建物の耐震性に係わる基準として利用されています。

この新耐震基準施行以前に建築確認申請を受けて建設された建物は、旧耐震の建物と言われ、現状の耐震基準に照らし合わせると、耐震性に問題があると言われています。

皆さんは、ご存じと思いますが高層棟のD棟とE棟は、昭和56年以前に申請許可されて建設された建物なので旧耐震の建物と言われています。

その他の高層棟の建物(B棟、C棟)は、昭和56年以降の申請許可された建物なので新耐震の建物と言われています。

パークは、旧耐震の建物と新耐震の建物が混在しており旧耐震のD棟とE棟に住んでいる居住者から旧耐震である事への不安で大地震のニュースがあるたびに話題になるテーマと思われます。

 

「安心してください パークは、高層棟全て新耐震基準で建設された建物ですよ

 

D棟、E棟、B棟、C棟の高層棟全て新耐震設計で建設されています。

D棟やE棟が新耐震基準であると呼んでも良いエビデンスは、

一つ目、当時の施行会社から新耐震であると報告されている事。

平成7年と平成19年に施行会社、三井住友建設(当時は、三井建設)さんから管理組合宛てにD棟とE棟は、新耐震設計法の施行時期をまたいで設計されているがD棟、E棟とB棟、C棟はほぼ同様な断面となっており、同程度で十分な耐震性能を有する建物となっているとした報告がなされています。

二つ目、独自に調査した事。

平成24年にパークにお住まいの一級建築士(構造一級建築士)のKさんと修繕委員会のYさんと共に三井住友建設さんから報告された内容が構造設計にどの様に盛り込まれているか等を、D、E棟の計算書とB、C棟、D、E棟の差異を構造図からチェックし、D、E棟の耐震性能の内容確認をおこないました。

結果、B、C棟の新耐震設計法で設計された建物と同等の耐震性能をD、E棟は、有する建物として、確認しました。

 

以上から「安心してください パークは、高層棟全て新耐震基準で建設された建物です」と言えると思います。

 

しかし、残念ことにD、E棟は、旧耐震時代に許認可を取得した建物の為、この先も旧耐震の建物として呼ばれ続けられます。

そこで「許可は、旧耐震。中身は、新耐震」ですから何か新しい呼び名を考えた方が良いのでは、ないかとこのコラムを作成しながら感じました。

皆さん、中身は、他の高層棟と同じ新耐震なのですから旧耐震に変わる呼び方を考え共通の呼び名としてパークで使おうでは、ありませんか

「皆さん考えてみて下さい」

 

さて、次回の雑学テーマは、「パークは、負担がバラバラ」について書きたいと思います。

 

追伸

  1. A棟は、建てられた構造の工法が違うため上記の議論から除外しました。

ただし、A棟も昭和56年以降に申請許可されて建設された建物ですので新耐震です。

  1. 三井住友建設さんから管理組合宛てに出された「パークのD棟、E棟の耐震設計について」の報告書は、管理組合に請求して頂ければ情報開示されます。

  2. 過去の資料を基に無償で構造検証して頂いたKさんや修繕でお忙しい中、共に立ち合い検証して頂いた修繕委員会のYさんに改めてお礼を申し上げます。

 

参考資料

  1. Let’s Plaza

  2. 三井住友建設株式会社からの報告書(二通)。

  3. 構造一級建築士 K先生の助言書。

以上

D棟-鈴木 忍