満員御礼 ! ぱーく健康塾・寄席 レポート

                                       2015.11.30

    1129日小春日和の日曜日E棟集会室にて、ぱーくcafé イベントの「ぱーく健康塾」、「ぱーく寄席」が開催されました。


 パークシティも築30年以上となり、住民の高齢化が進んでいます。今回のイベントは、住民にとってまさにドンピシャの題目のためか、会場のE棟集会室は100人超の満員御礼となりました。


   第1部は帝京大学溝の口病院脳神経外科 中根一(なかねまこと)教授による、『物忘れと認知症』と題しての講演でした。現在65歳以上の4人に1人は認知症といわれ、社会問題となっており、なりたくない病気の上位に挙げられています。認知症とは元々出来ていた事が徐々に出来なくなり、社会生活が困難になる病気です。

 

その症状としては

記憶障害(昔の事は覚えているが、新しい事が覚えられない)

見当識障害(場所、時間が分からない)

判断力の低下(計画を立てられない・・料理の手順がわからない、各種手続きが出来なくなるなど)

が見られます。

 

 

まず動画で是非ご覧下さい。画面の右下をクリックすると全画面表示となります。

 

   年齢とともに、認知症の罹病率は増えており、90歳以上では8割にみられ、歳を取ると避けられない病気であると自覚する事が重要です。

 

 認知症の初期は、年相応の物忘れと区別がつきにくく、本人が少しでも自覚したり、家族や周囲の人がいつもとの違いを感じたときには、「物忘れ外来」(神経内科、脳神経外科、精神科など)を受診して、早期発見診断する事が大切です。

 

「物忘れ外来」では各種検査をして何による認知症かを診断した上で、治療が始まります。


診断 血液検査・・ビタミン欠乏、甲状腺の病気を除外

    MRI・・脳梗塞、脳腫瘍の有無

    SPECT・・脳血流を見て、アルツハイマー病の初期診断、

                         てんかん、うつの除外   

    髄液検査・・アルツハイマー病の際増える物質の測定

    SPD・・うつの評価、

上記検査費用は、1割負担で1万円位


原因となる疾患

     脳梗塞、

     アルツハイマー認知症、レビー小体認知症、

     内分泌代謝疾患(甲状腺機能低下症、ビタミンB欠乏症)

     感染症(クロイツフェルトヤコブ病、脳炎、髄膜炎)

     脳腫瘍

     慢性硬膜下血腫

     水頭症

予防や治療

     患者・家族が知識を持つ

     生活習慣病の治療(高血圧症、脂質異常症、糖尿病)

     早期発見(周囲の人の声かけ、見守り)

     人との関わりを持つ

     偏食せず、魚・野菜中心の食事

     適度の運動

     薬(アルツハイマー認知症、レビー小体認知症)

     原因疾患の治療


認知症の起因別ポイント


〈アルツハイマー病〉

  認知症の50

  アミロイドが50歳くらいから脳への沈着を始め、頭頂部の血流が減っていく。

      早期に診断して薬物療法を開始すると、進行を遅く出来る

〈レビー小体認知症〉

  認知症の20%  

  幻覚、幻聴が診断の決め手

  レム睡眠行動異常(寝ているときに暴れる、大声の寝言)は予備軍

 

〈脳血管性認知症〉

  認知症の15

脳梗塞、脳出血後に認知機能の低下

  ある日突然おかしい!とき→すぐに救急受診

  脳外科で外科的治療すると認知症の症状が改善する

  • ・頸動脈狭窄症、髄膜腫、慢性硬膜下血腫、特発性水頭症



 運動は認知症予防に効果的であり、治療としての効果も期待出来ます。脳トレは、達成感を味わいながらやると効果が期待出来ますが、嫌々やるのではストレスになり逆効果。笑わない人は毎日笑う人より認知症のリスクが2.12.6倍高まるそうです。落語を聞くことはストレスホルモン低下に非常に役立ち、お勧めとのことです。

 

結論として現在認知症は根本的な治療方法はありませんが、今後有効な治療法の発見が期待されます。周囲の人々の気づきが早期発見に重要であり、医師や地域包括支援センター、民生委員との連携、行政の高齢者医療費助成金などの支援、住み慣れた地域での人生最終段階の医療に対して、本人・家族はどう考えるのか、などが非常に大切であり、是非今回の講演内容を参考に役立ててほしいとのコメントが中根教授からありました。


 講演後民生委員加藤様から、パークシティの高齢者認知症患者の現状説明と、家族の正確な判断の必要性が提言されました。自分の親も認知症になると考える事が、治療のまず第一歩ですね。

 地域包括支援センターからは、高齢者とその家族のための公的相談窓口、よろず相談所として、うまく活用してほしいとの心強い言葉がありました。


第2部は中根一教授お勧めの認知症予防の落語。

今回の演目は『笑いは健康のもと!

理学療法士の経験を持つ、人気上昇中落語家、初音家左吉さんの抱腹絶倒の噺が開場を笑いの渦に巻き込みました。


これは、是非動画でご覧ください。

 


   認知症は隠さずオープンに!

   

   歳をとれば誰でも多かれ少なかれ経験する問題です。これからも地域で助け合い、早期発見につとめ、おかしいと思ったときには、家族、民生委員、地域包括支援センターに相談をし、恥ずかしがらず医療機関で受診しましょう。


 皆様長時間に亘り、お疲れさまでした。

                                                      自治会広報部 神


コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    mj (月曜日, 30 11月 2015 15:17)

    参加したかったのですが 残念でした、、 すばらしい活動だと思います。

  • #2

    神由加理 (月曜日, 30 11月 2015 20:12)

    mjさま
    大丈夫ですよ!是非、動画をご覧頂き、当日の雰囲気を味わってくださいね。これからも、コミュニティー形成協議会では、皆さんの興味あるイベントをドンドン企画して参りますので、どうぞお楽しみに!!