植栽ツアー参加レポート【前編】

2012年5月12日(土)管理組合 環境分科会主催の植栽ツアーが行われました。

 

【植栽ツアーとは?】

パークシティ施設内の樹木の状況を牧野造園さん、管理防災センター、住居の植栽管理の技術士の解説付きで巡るるツアーです。

 

事前の募集で申し込まれた約40名の参加者の方々と一緒にA棟防災センター前より13時にスタート!

牧野造園、菅沼氏の説明に耳を傾ける参加者の皆さん
牧野造園、菅沼氏の説明に耳を傾ける参加者の皆さん

ルートはA棟前→ゴミ置き場の横→築山・ヨーカドー周辺→桜並木→E棟の裏のヨーカドー駐車場の出入口→E棟前→D棟前→芝生広場→C棟と駐車場間のトチの木通り→B棟前のケヤキ並木→I・H・Jの低層棟周り→南西角プレイロット

 

牧野造園の菅沼氏がメガホンで時折、説明しながら引率します。まず目に付くのは成長した樹木の大きさと量。あらためて注目しながら歩くと迫力があります。

うっそうと密集した樹木は正常に育たない
うっそうと密集した樹木は正常に育たない

牧野造園の菅沼氏(以下、菅沼氏)、樹木医であり環境・植栽の木村技術士(以下、木村氏)曰く、明らかにパークシティの樹木はうっそうとした過密状態が多いとのこと。密集すると樹木は陽を求めて上に伸びる→密集により陽が当たらない中間部分に栄養が行き届かず、若い芽、枝が育たない。「緑が多い」=「景観が良い、環境にやさしい」イメージがあっただけにいきなりショック。しかし頭に入れながら観察すると密集した樹木の中には枯れた樹木や陽が当たらず葉がすでに枯れている樹木…。悲しいかな、すぐに納得。

ヨーカドーの横。歩道に樹木が大きくはみだし、電線や街灯に覆いかぶさっているところも
ヨーカドーの横。歩道に樹木が大きくはみだし、電線や街灯に覆いかぶさっているところも

そしてヨーカドー周辺へ。ケヤキが育ちすぎ、歩道に大きくはみ出しています。雨の日に傘をさしていて枝に当ったことがある方も多いのでは?また中には街灯が枝葉に埋もれてしまっているところも多いようです。電線に迫って触れている枝もありましたが火災の原因に発展する可能性もあるとのこと。これらの電線や歩行者の動線にはみ出した大きな樹木が決して良い発育状況のものではない…ということは大きな枝が落下し、人がいたら怪我につながる可能性も。少し前の台風で倒れた樹木もありました。

桜並木の敷板は長年放置した状態で凸凹
桜並木の敷板は長年放置した状態で凸凹

D棟裏、桜並木の遊歩道に足を踏み入れると平石が敷き詰められています。しかし長年放置していたせいか、平石が曲がったり歪んだりでかなり凸凹。お年寄りやベビーカーでの通行は困難な状態。しかも、うっそうとした樹木で陽当たりも悪く、結果、人通りも少ない「薄暗く不健全」なイメージの遊歩道に。景観はもちろん青少年にとっての環境にも良くないような気がします。 「植栽」ではありませんが、こちらも環境の改善が必要と感じました。

桜並木の桜は瀕死の状態。学校グラウンドフェンスとの間の樹木も防塵の役目は果たしていない
桜並木の桜は瀕死の状態。学校グラウンドフェンスとの間の樹木も防塵の役目は果たしていない

この「桜並木」通りの名称にもなった桜(ソメイヨシノ)は今や瀕死状態のものが多いと、またまたショッキングな解説。ここにはイチョウをはじめ、他の樹木も密集していますが「強いものが残る」という自然界の習わしの良い例とのこと。ソメイヨシノは観賞用のかけ合わせ品種で、イチョウなどに比べて生命力は強くないそう。さらには他の生命力の強い樹木が茂った中では尚更のこと。残っている桜も病気になっているものや栄養が行き届いていないものが多く、改善が必要とのこと。

高い樹木が密集し重苦しい雰囲気の芝生広場
高い樹木が密集し重苦しい雰囲気の芝生広場

E棟前の芝生広場に。「緑の多い大規模マンション パークシティ溝の口」を象徴するこの芝生公園にも植栽に関する問題は山積みでした。まず名前にある「芝生」。昔はあったと聞きますが今はまったくありません。木村氏曰く、ここをきれいな林にするのか芝生にするのか理想を設定することから始めることが大事とのこと。ちなみに現状は高い樹木ばかりがうっそうと茂り全体的に重苦しい雰囲気。さらには土の流出が目立ち、広場の際の部分は根がむき出しになっています。

植栽ツアーの工程もここまでで約半分。普段何気なく通り過ぎているところにある様々な問題を知ることができたのはショックであり、また貴重な体験。後編はこれも大きな問題を抱えるC棟と駐車場の間の「トチの木通り」から低層棟周りの植栽などをレポートしたいと思います。

 

<植栽ツアー 参加レポート後編>こちらから

また環境分科会からの「中長期植栽計画(案)」に関してはこちらをご覧ください。